思わず読んでしまった秀逸な作品 2019/3/30 日々ネタ 記者たちの困惑をよそに、平成が再び始まった。彼らを平成に置き去りにした菅官房長官はどこにもいない。代わりに、彼らの間の前には、記録のなかでしか見たことのない小渕恵三官房長官がいた。— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 平成に生まれ、平成に生きる彼らが、再び平成を「やり直し」させられる。彼らにあるのは、自らの記憶。そして、ペンの力のみである。彼らは、平成の名の通り、平和を成し得るだろうか?それとも、激動の平成は繰り返されるのだろうか?— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 就職氷河期の先輩が自殺した過去のある記者が、消費税増税や行政改革に猛烈に抵抗し、橋本龍太郎を翻意させたり、生まれる前の出来事である地下鉄サリン事件を、なんとしても阻止すべく燃える若手記者とか、そういうのがですね…— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 二度目の平成の始まりから、31年の歳月がたった2019年4月1日。そこに現れた官房長官は、あの時と変わらなかった。31年という年月は、平成を繰り返した記者たちの顔に皺を刻み、髪に白いものを混じらせ、あるいは鬼籍に入れさせていた。だが、官房長官は31年前と同じ調子で、言葉を紡いでいく。— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 「それでは最後に、一言だけ」すっかり初老になったかつての若手記者たちは、自分の弟子とも言える若い記者たちがきょとんとするのをみた。「"皆さん"、31年間お疲れさまでした。そして…ありがとう」官房長官の最後の言葉は、高性能のマイクさえ拾えなかった。だが、彼らは理解した。— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 失われた20年も、就職氷河期も、派遣法拡大もなく、テロや災害の被害も限定でき、技術者の流出を防げた「平成」は、たらればの極みだとは思うけれど、見てみたい。— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 ここまで読んでくれた方もそうでない方も、元号は要る、元号なんか要らねって人も。どうか、幸せな時代を過ごせますように。— エービットブルンネン (@Germany_PzKwVB) March 29, 2019 共有:TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中…